よこのつながり

産後ケアとグリーフケアとわたしというものと、そのつながりについて、言葉にしながら考えたい。そんなページです。

反動をつかって、人生の可動域を広げるプログラム

こんにちは、よこです。
今月は、マドレボニータの産後ケア教室
吉祥寺金曜クラスにアシスタント研修で
参加していました。
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今月は双子さん参加がありました☆
なぜわざわざ体調が一番落ちる、夫の命日が
ある月に研修参加をしたのかと言えば、
そこには自分なりの理由があります。
 
それは、「否応なしに体調が落ちる時期
だからこそ、定期的に人と会うことや、
自分の役割を持つことが必要だと感じている
ため」です。
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心身の調子が落ちている時は、外に出ることや
人と会うことがどんどん億劫になって、
引きこもりがちになります。
しかし、引きこもったから調子が良くなるか
と言えば、やはり活動量が減ると体力が落ちて、
かえって調子が落ちるし、さらに
外に出られない状態へと向かいがちです。
 
出産のダメージが残る身体で外出する不安を
抱える産後女性の気持ちを、出産から10年も
離れた私の今の状況だからこそ、他の月よりも
不安定なこの時期に研修へ参加してみようと
思い至りました。
快く受け入れてくださったしまこさんに感謝です!
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今月は上記のとおり、年間では一番心身の状態
に波がある時期での研修参加だったのですが、
何とか1ヶ月の研修を終えることが出来て
ホッとしました。
いざ講座がスタートすると、やはり命日付近の
2週目は、体調不良でクラスにたどり着くのも
やっとな状態だったり、
その他様々な事情が飛び込んできたもので・・
 
この1ヶ月研修に参加して良かったと思った
のは、自分の中で大切にしたい価値観を
再確認できたことでした。
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私は、死別というグリーフと出会って、
産後も家族が増えてはいるけれど、身体の
健やかさや、自分が自由に使える時間などを
失うという意味では、グリーフだと感じていて、
そしてそのどちらの時期にも大切なことが
「セルフケア」だと強く感じています。
 
どんなに素晴らしい整体や、カウンセリング
といった専門家のケアも、毎日通うことは
到底できないし、他者からのサポートを
たくさん受け取る時期だからこそ、
自分で取り組めて、自分をちょっとでも
心地よくさせることが出来るということを
日々増やしていくことは重要!だと。
 
しかし、そのことの大切さを知っている
自分でも、体調が落ちたら人と会いたく
なくなるし、それ以前に動けないのです・・
 
しかし、身体でも動きにくくなった箇所こそ、
すこし反動を使ってでも動かして、ほぐして、
可動域を広げた方が快適になるように、
人生も動けない時こそ、出来る時・出来る形
でいいからすこし勢いで動いてみて、
動ける範囲を広げる働きかけをすることは、
結果その人自身の生きやすさに繋がっていく
であろうなぁ・・と。
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マドレボニータの産後ケアプログラムは、
産後女性にとって、「新しい家族とともに
はじまる、ある意味ではちょっと不自由な
人生の可動域を広げるプログラム」と
なり得ることを改めて感じました。
私にとっても今回の研修は、私自身の人生の
可動域を広げるための、反動みたいな作用を
もたらしました。
 
この気づきを、1月から再開する赤羽教室でも
活かしていきたいと思います。